鮎の粕漬け
古川地区だけに現存する簗漁で鮎の名産地
今年も6月に長良川の鮎が解禁になります。八ツ三館のある飛騨古川地区は、古くから鮎の簗漁(やなりょう)が行われています。
簗漁とは、中国で生まれ弥生時代に日本に伝わったと伝えられている伝統的な漁法で、秋に産卵のために川を下る魚(アユなど)の生態をうまく利用した漁です。
川の中に足場を組み、木や竹ですのこ状の台を作った「やな」という構造物を設置し、上流から泳いできた魚がかかる仕組みです。現在では飛騨古川ヤナは唯一現存するヤナになりました。
宿には6月に入ると、鮎の解禁となり釣りのお客様同士の鮎談義に花が咲きます。お一人でお見えになった方でも 長年の友のようにみなさんと語られています。
古くから伝わる郷土料理は酒の肴にぴったりです
鮎の粕漬けは昔から飛騨古川に伝わる郷土料理「鮎京」です。昔からの保存食品のひとつです。子がいっぱい詰まった鮎を塩漬けした後、地元酒蔵の酒粕に半年以上漬け込んでいるものです。なぜか「古川の酒屋さんの粕でないと美味しくないんです(笑)」と女将さん。
骨ごと切って、そのままいただけるもので、お酒の肴にはぴったりです。粕漬けは好き嫌いがありますのでということで、連泊のお客さまの二泊目に出しているものです。雑誌等でご覧になって、どうしても食べたいというお客さまもいらっしゃるそうです。
推薦人の宿八ッ三館- 創業安政年間。飛騨高山の奥座敷・飛騨古川に静かに佇む料亭旅館「八ッ三館」は、国登録有形文化財に指定され、あゝ野麦峠ゆかりの宿としても有名です。 飛騨古川で育てたA5等級の最高級飛騨牛、鮎、朴葉みそなど地元の食材をふんだんに使った料理の数々。贅を極めた八ッ三館での時間は、旅の思い出に彩りを添えてくれます。
- 岐阜県
女将 池田 理佳子
6月に鮎が解禁になるので、鮎を召し上がりに来る方がいらっしゃいます。薄くスライスしてお召し上がりください。ご贈答にもどうぞ。
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