カフェ・ド・ボウ 黒丸御所(丹波黒豆タルト)
カフェ・ド・ボウのスぺシャリテは『黒丸御所(黒豆タルト)』
スペシャリテとは、フランスではレストランやケーキ屋などの名物や得意料理のこと。その店の“顔”となる看板料理ですから、店にとっても、シェフやパティシエにとっても思い入れの強いメニューになります。
カフェ・ド・ボウのスペシャリテは『黒丸御所(黒豆タルト)』。サクっとしたクッキー生地の中に、ほんのり甘く炊いた丹波黒と、アーモンドクリームをたっぷりと流し込み、しっかりと暖めたオーブンで丹念に焼き上げました。中の黒豆とクリームの食感の違い、そしてサックリとした生地の美味しさに驚かれるはずです。
※ 賞味期間が短いため、発送する当日に作っています。作り立てをぜひご賞味ください。
地元の食材にこだわって
ヨーロッパには地元の食材を使った郷土菓子が数多くありますが、日本でも、和菓子だけでなく、地産地消の考えに基づいた洋菓子が徐々に増えてきました。この『黒丸御所(黒豆タルト)』も地元の“丹波黒”(丹波黒大豆や丹波黒豆とも呼ばれます)を使っています。
丹波黒の栽培由来は詳かではではありませんが、寛政11年(1799年)に刊行された「丹波国大絵図」には、既に地域の特産品として記載されているので、栽培が始まったのはそれより前のようです。特長としては、まずその大きさが挙げられます。普通の大豆の2倍以上の大きさがあります。煮豆にすると、皮が破れにくく、よく膨らんで独特のもちもちした食感が生まれます。芳しい香りとともに深い漆黒の色つやが美味しさを凝縮しているようです。栄養価的にも、黒大豆特有のポリフェノール類を豊富に含み、またビタミンEの含有量が他の大豆よりも多く、強い抗酸化作用が期待されます。『黒丸御所(黒豆タルト)』にはこの丹波黒がたっぷりと入っています。
有馬温泉の歴史を偲ばせる「Café De Beau」(カフェ・ド・ボウ)
1986年、「陶泉 御所坊」の先代社長の邸宅を、現社長がティーサロンとして改装して、1階にパン屋(店名「パン・ド・ボウ」)、そして2階に「カフェ・ド・ボウ」を開きました。
白いよろい張りの店は木造の異人館のような佇まいで、扉を開けると落ち着いた空間が広がります。店内中央の天井には当時の梁をそのまま残し、元の邸宅にあった蓄音機や置物、そしてセピア色に変わった昔の写真なども飾られ、昔日の有馬の面影を偲ばせてくれます。
店名は、「御所坊」の“坊”とフランス語で「美しい」という意味の“BEAU”を掛け合わせて「Café De Beau」(カフェ・ド・ボウ)と名づけられました。今や地元の人だけでなく、有馬を訪れる人たちが、炭火焙煎したコーヒーと手作りのスイーツやパンを楽しむ名店になっています。
推薦人の宿陶泉 御所坊- 日本三古泉のひとつ有馬温泉にある老舗旅館。六甲山の北側に湧く有馬温泉は『日本書紀』にも記述がある古湯。「御所坊」は谷崎潤一郎の小説に実名で登場し、与謝野晶子や吉川英治の歌にも詠まれている。昭和初期、昭和20年代、昭和30年代に建てられた3つの建物はそれぞれ趣がある。温泉は、半混浴・半露天の大浴場のほか、貸切風呂もある。料理は、鎌倉時代に源流がある素朴で野趣あふれる「山家料理」などが楽しめる。
- 兵庫県
女将 和田もえ
カフェ・ド・ボウのスペシャリテというだけあって、抜群の美味しさです。丹波黒とアーモンドの生地が絶妙のバランスで、コーヒーや紅茶、そして緑茶にも合うと思います。
ユーザーレビュー
お客様よりお寄せいただいた商品レビューをご紹介!
商品説明にある通りクッキー生地のサクッとした感触と、甘く煮た丹波黒の柔らかさが絶妙でした。
ボリュームはありますが、甘さが控えめなのでけっこう量も食べられました。
今まで食べたタルトの中では1,2を争う美味しさでした。